〜人数に合わせた快適な広さとは?一人あたり面積の考え方〜
「なんだか最近、デスク周りが窮屈に感じる…」
「増員に備えて、そろそろオフィスを移転すべきかも?」
そんな風に思ったことはありませんか?
私たちが1日の大半を過ごすオフィス。
だからこそ、その広さやレイアウトは働きやすさに直結します。
今回は、「オフィスに必要な広さってどれくらい?」という疑問にお答えする記事です。
■ まず押さえておきたい、“一人あたりの面積”という考え方
オフィスの広さを考えるうえで基本となるのが「一人あたりの面積」。
実は、これは法律で最低ラインが決まっていて、一人あたり約4.8㎡(約1.4坪)を確保することが義務付けられています。
でも…これって本当に“快適”なんでしょうか?
多くの企業が推奨している広さは、一人あたり6.6〜13㎡(約2〜4坪)。
さらに、都内企業を対象にした調査では、実際に確保されている面積は平均で4.88坪との結果も出ています。
これくらいあると、「けっこうゆったりしてるな」と感じる広さです。
■ 出社率がカギ?今どきのオフィス面積の考え方
最近ではリモートワークや時差出勤の導入も進み、「全員が常に出社しているわけではない」会社も増えてきましたよね。
その場合、在籍人数ではなく、出社している人数に合わせてオフィス面積を設計するのが現実的です。
たとえばフリーアドレス制を採用しているなら、必ずしも“人数分の席”が必要なわけではありません。
ポイントは、
- 実際の出社率
- フロア内での動きやすさ
- 座席や通路の配置
といった“使い方の実態”に合わせて面積を考えること。
物件を選ぶときも、「広さ」だけでなく「どんな働き方を想定しているか?」を軸にするとミスマッチが防げます。
■ レイアウトで見落とされがちな“7つのスペース”
「席さえあればいい」というわけではありません。
快適なオフィスを作るには、見落とされがちなスペースにも目を向ける必要があります。
たとえば:
- 会議室:使いやすい広さと数が足りてる?
- リフレッシュエリア:一息つける空間はある?
- 来客スペース:会社の“顔”として機能してる?
- OA機器や収納:業務に必要な設備は無理なく収まってる?
職種によってデスクの広さが違うこともあるので、営業・事務・技術職で必要なスペースを分けて考えるのも大切です。
■ 面積が足りない…そんなときの4つの工夫
「今すぐ広いオフィスに移転するのは難しい…」
そんなときは、工夫で“ゆとり”を生み出すこともできます。
- ペーパーレス化で収納スペースを削減
- 出社率を抑えて、席数をコンパクトに
- フレキシブルに使える共有スペースの活用
- 省スペース設計のオフィス家具を導入
これらの工夫を積み重ねることで、同じ広さでも“広く感じる”オフィスが実現できます。
■ オフィスは「面積」より「居心地」が大事かもしれない
オフィスの広さは、法律で決まっている“最低限”だけでは足りないことも。
社員がのびのび働けて、コミュニケーションも生まれやすい空間こそ、今の時代に求められるオフィスの姿です。
広ければいい、狭いからダメではなく、
「私たちらしい働き方に合っているか?」という視点で、面積を見直してみてはいかがでしょうか。
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